ディックのカードローンの返済のしくみと返済方法や計算式を分かりやすく解説

カードローンの返済方法を分かりやすく解説

カードローンの返済方法には、主に「毎月の約定返済(定額返済)」と「任意の追加返済」の二つがあります。

お金を借りたら、必ず返済しなければいけませんが、なんとなく返済しているだけでは利息額が大きくなってしまうことがあるのです。

カードローンで借りた際に、利息をどのように計算するのかを把握しておきましょう。

さらに返済方法を理解し適切に活用すれば、返済プランを自分の都合に合わせてより柔軟に立てられますし、カードローンを効率的に管理できます。

この記事では、返済のしくみや返済方法について、カードローン初心者の方にも理解しやすいように詳しくご説明します。

毎月の定額約定返済:カードローン返済の基本

毎月の約定返済(定額返済)は、カードローン返済の最も基本的な方法です。この返済方式では、あらかじめ決められた金額を毎月一定の日に返済していきます。

またカードローンによっては、35日など一定日数のサイクルで返済する約定返済方式も利用できる場合があります。

  • 特徴:
    • 安定性: 毎月同じ金額を返済するため、お給料の予算管理がしやすくなります。
    • 計画性: 返済計画が立てやすく、完済時期も予測しやすいです。
  • 注意点:
    • 利息の負担: 長期間にわたって最低返済額のみを支払うと、利息は日割り計算のため、支払う利息総額が増加する可能性があります。
    • 柔軟な返済が難しい: 毎月一定額を返済していくため、お金の都合に合わせて返済額を増減しにくい場合があります。

任意の追加返済:定額(約定)返済に加えて自由に返済

任意の追加返済は定額返済に加えて、自由なタイミングと金額で追加返済することができる方法です。追加返済を取り入れると、借入残高の減少を早め、利息負担を軽減することが可能になります。

  • メリット:
    • 利息の削減: 返済期間を短縮し、支払う利息の総額を減らせます。
    • 柔軟性: 経済的な状況に応じて追加で返済できるため、お金に余裕があるときは多めに、ピンチのときは約定返済のみといった組み合わせができます。
  • 追加返済の方法:
    • 銀行振込: 追加返済を行いたい月に、借入先の指定口座に直接振り込みます。
    • ATM、インターネットバンキング: お金に余裕があるとき、手軽に追加返済が可能です。
    • 窓口での直接支払い: 直接金融機関の窓口で追加返済を行えるカードローンも一部あります。現在、大手消費者金融は有人店舗を設置していないため利用できません。
  • 注意点:
    • 追加返済の条件や手数料: 金融機関によっては、追加返済に関して特定の条件や手数料が設定されている場合があります。

たとえば追加返済前に連絡が必要、追加返済のタイミングによって約定返済の月が異なってくるなどのケースがあります。

各カードローンにより異なりますので、事前に確認することが重要です。

カードローンの二通りの返済方法の違いを知って、それぞれ上手に活用することで、借入金の管理がより柔軟に、効率的に行えるようになります。自分のライフスタイルや経済状況に合わせて、最適な返済計画を立てましょう。

カードローンにおける約定返済(定額返済)と繰上返済(追加返済)の具体的な活用方法とは?

カードローンの返済方法「約定返済(定額返済)」と「繰上返済(追加返済)」はどのように活用すると、返済負担を減らせるのでしょうか。

約定返済は、金融機関との取り決め通りに返済を行う方法です。一方、繰上返済は、約定返済に加えて任意で返済額を増やしたり返済日以外にも返済できる方法です。

約定返済と繰上返済を上手に使うと、利息の負担を軽減したり返済期間を短くできたりします。

約定返済は必ず行う返済

約定返済は、カードローン契約時に金融機関と合意した返済方法のことです。

多くは借り入れた額に応じて、毎月一定額を返済していきます。

カードローンよっては最低約定返済額が2,000円からとなっているものもあり、無理なく負担を感じずに返せるでしょう。

約定返済は必ず行うものなので、カードローンの申込条件では安定した収入があり、毎月一定の支出を問題なく行える方と決まっているのです。

繰上返済は効果的に利息額を減らせる返済

繰上返済は、約定返済が基本の返済として毎月必ず行うのに対して、返済額を任意で増額し、借入金を早期に減少させる方法です。

この返済方法のメリットを詳しく見ていきましょう。

  • 利息負担の軽減: 約定返済より大きな額を返済していくため返済期間の短縮につながり、支払う利息の総額を減らすことができます。
  • 自分の都合に応じた柔軟な返済計画を立てられる: ボーナスや臨時収入など、余裕があるときに追加で返済することで、利息負担を軽減できます。
  • 繰上返済の方法: 銀行振込、ATM、インターネットバンキングなど、様々な方法で追加返済が可能です。カードローンにより繰上げ返済できる方法は異なりますので確認しましょう。

繰上返済は、追加で返済できる余裕がある場合や、利息負担を最小限に抑えたい場合に有効な選択肢です。

カードローンの返済計画を立てる際は、自分の返済能力や生活費等の出費を考慮し、毎月必ず行う約定返済に、繰上返済をどのように組み合わせるかを検討することが大切です。

特にまとまった額をカードローンで利用し、返済期間が長期になる場合は返済計画が重要になります。借り過ぎや返済不能に陥らないよう、カードローンを賢く活用しましょう。

約定返済の返済方式は2種類

約定返済には、「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」の2つの主要な返済方式が存在します。

2つの返済方式には、元金と利息の計算方法に違いがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ただし、通常カードローンでは元利均等返済方式を採用していることが多いです。

カードローンに申し込む前には、どちらの返済方式なのかをきちんと確認しておきましょう。

元利均等返済方式

元利均等返済方式は、返済期間中、毎月返済する元金と利息の合計額がほぼ一定となる返済方式です。多くのカードローンや、クレジットカードのキャッシングでは、この元利均等返済方式となっています。この方式の特徴を詳細に見てみましょう。

  • 特徴:
    • 返済額の一定性: 毎月の返済額が変わらないため、家計の管理がしやすくなります。
    • 初期の負担軽減: 返済初期は利息の割合が高く、元金の返済額が少ないですが、一定額を支払えばよいので初期の返済負担が軽減されます。
  • 注意点:
    • 総返済額が多くなる可能性: 返済期間全体で見ると、利息の支払い総額が多くなる傾向があります。
    • 借入残高がなかなか減らない:返済スタート時には返済額の内訳として利息額が大きく元金の返済額が少ないため、借入残高が減ったと感じにくいです。

元金均等返済方式

元金均等返済方式は、返済期間中、毎月返済する元金の額を一定にし、利息をその都度計算して加える方法です。この方式の特徴を見てみましょう。

  • 特徴:
    • 利息負担の減少: 返済が進むにつれて、利息を計算する借入残高が減少するため、利息の負担額も減っていきます。最終的な利息の総額が比較的少なくなります。
    • 返済額の減少: 確実に借り入れた残高が減少するため、返済が進むにつれて、毎月の返済額も少なくなります。
  • 注意点:
    • 初期の返済負担が大きい: 元金の返済額が固定されているため、返済初期には利息と合わせた返済額が多くなり、初期の返済負担が大きくなります。

元利均等返済方式は、毎月の返済額を一定に保て、元金均等返済方式は、返済額は変動するものの利息負担を抑えられるでしょう。

ただしカードローンは繰り返し利用できるため借入残高が推移しますので、元利均等返済方式のものが大半を占めています。

カードローンを利用する際には、元利均等返済方式の特徴からわかるように、繰上返済(随時返済)を積極的に取り入れましょう。

カードローンの返済方法の種類

カードローンの返済方法には、利便性やライフスタイルに合わせて選べる複数のオプションがあります。

それぞれのカードローンによって返済方法が異なることがあるため、自分にとって返済しやすい方法があるローンに申し込むのも返済負担を減らせる方法です。

ここでは「口座引き落とし」、「銀行やコンビニのATM」、「インターネットバンキング」の3つのカードローンでの主要な返済方法について、その特徴や利点、注意点を解説します。

返済方法を考えるときのポイントは、手間や時間がかからない、返済日を忘れにくい(自動的に返済できる)、手数料がかからないの3点が中心になります。

口座引き落とし

口座引き落としは、返済額が毎月自動で銀行口座から引き落とされる方法です。この方法の利点としては、下記のものがあります。

  • 利点:
    • 返済忘れのリスクがない
    • 返済の手間がかからない
    • 自動的に返済が行われる

口座引き落としでの返済はメリットが大きいので、カードローンの約定返済の方法として選んでおくことをおすすめします。

ただし、下記の点には注意が必要です。

  • 注意点:
    • 引き落とし日に口座残高が不足していると、返済遅延となる可能性がある
    • 口座の管理が必要で、常に残高を確認しておく必要がある
    • 原則としてカードローンが定める最低返済額しか返済できない(口座引き落としのみの返済では返済期間が長くなる可能性がある)

銀行やコンビニのATM

銀行やコンビニのATMを利用した返済は、全国のATMで手軽に返済が可能です。

カードローンを発行している会社が、金融機関やコンビニと提携して設置してあるATMを利用できるようになっています。

また、カードローンを発行している会社が、駅前等に申込や契約ができる自動契約機と併設して自社ATMを設置していることもあります。

ATM返済は思い立ったときに返済できるのがメリットです。

これまではATMでの返済のためには、ローンカードを発行する必要がありました。

最近では大手消費者金融などは、スマートフォンを使いコンビニのATMでカードレスで借入や返済ができるスマホATMが登場しています。

スマホATMは、カードを発行しないWeb完結での申し込みをした方や、カードを持ち歩きたくない方にもおすすめの方法です。

  • 利点:
    • どこでも返済が可能で、アクセスしやすい
    • 手元にお金があるときなど、自分のタイミングで返済ができる柔軟性
    • ATMによって千円単位や1万円単位での返済ができ、返済額の調整が可能
  • 注意点:
    • ATMによっては手数料がかかる場合がある
    • 営業時間やメンテナンス等で利用時間に制限がある
    • 借入のみ利用できるATMや、その場で使用明細書が発行されないATMもあるなど各社利用時に注意が必要

インターネットバンキング

インターネットバンキングを利用した返済は、オンラインでいつでも返済手続きが可能です。

  • 利点:
    • 24時間いつでも返済が可能
    • 自宅や外出先からでも返済手続きができる
    • 返済額の確認や管理が簡単
    • 手数料が不要
  • 注意点:
    • インターネット環境が必要
    • オンラインセキュリティに注意が必要

カードローンの返済方法は、いくつかの方法を組み合わせるとよいでしょう。

たとえば約定返済は口座引き落としにしておき、随時返済をインターネットバンキングやATM返済にすると返済しやすいです。

ただしATM返済に手数料がかかる場合は、少額を何度も利用していると手数料が大きな額になってしまうこともあるので注意しましょう。

カードローンはどうやって返済する?

カードローンの返済に関しては、事前に計画を立てた計画にしたがって進めることが非常に重要です。

返済に遅れず完済するための過程には、「いくつかの返済プランをシミュレートする」、「返済可能な金額を明確にしておく」、「返済プランを立てる」というステップが含まれます。

借入前に返済計画を立てておくことで返済をスムーズに進め、返済できない状態に陥らないようにしましょう。

返済プランをシミュレートして最適なものを選ぶ

カードローンの返済計画を立てる前に、返済プランをシミュレートしてみることが重要です。

返済のシミュレーションでのステップは、下記の流れで行いましょう。

  • 金融機関のウェブサイト上で提供されている返済シミュレーションツールを利用する。
  • 返済期間、月々の返済額、利息率などを入力して、返済計画を試算する。
  • 複数のシナリオを試して、最も実現可能性の高いプランを選択する。

シミュレーションを行うと、実際の返済に入る前に、全体の返済額や月々の負担を把握することができます。

無理のない返済を第一に考えて計画を立てましょう。

返済可能な金額を明確にしておく

返済を始める前に、自分が毎月返済可能な金額を明確にしておくことが大切です。

収入の2分の1から3分の1が余裕をもって返済できる額といわれていますが、出費や他のローンの利用状況によっても変わってきます。

「どれくらいなら確実に返済できるか。」をしっかり考えておきましょう。

返済可能な金額を考える際には、下記のポイントをチェックしてみてください。

  • 収入と支出のバランスを見直し、返済に充てられる金額を算出する。
  • 余裕を持った計画を立てることで、他の予期せぬ出費があっても対応できるようにする。
  • 返済額を決定する際には、将来の収入減少や支出増加の可能性も考慮する。

スムーズな返済と返済プランの見直し

返済プラン通りにスムーズに返済する方法と、カードローン利用中の返済計画見直しについて解説します。

収入に応じた返済に回せる額や借入額によって、返済計画は利用者により異なります。余裕があると感じる返済方法は、誰でも同じではありません。

また、カードローンは限度額の範囲内なら追加で借入できますし、限度額増額も可能なローン商品です。

そのため当初の計画と、実際のローン利用状況が異なってくるケースも起こり得ます。返済期間中にも、返済プランのこまめな見直しが大切になってくるのです。

下記の5点を押さえておくと、返済に行き詰まりません。

  • 借入額に応じて短期間で返済するプランと長期間で返済するプランを比較検討する。
  • 繰上げ返済が可能な場合は、カードローンの繰上げ返済での条件を確認し、積極的に返済していく
  • 返済スケジュールをカレンダーに記入し、返済日を明確にする。
  • 追加借入をしたときはシミュレーションをして返済プランを見直す
  • 限度額増額は本当に必要かきちんと検討する

返済プランを立てる際には、現実的で完済まで問題なく進められる計画なのか検討します。

また、返済計画は定期的に見直し、必要に応じて柔軟に調整していきましょう。こまめなシミュレーションが延滞を防ぎます。

延滞してしまうと、カードローンの利用停止や解約、個人信用情報機関への金融事故登録など今後のローン利用に大きな影響を及ぼす可能性があります。

カードローンの返済においては、計画性と柔軟性が鍵となります。上記の5つのステップを参考にしながら、自分の収入と支出のバランスを見極め、無理なくカードローンを活用しましょう。

カードローンの返済額・利息の計算方法

カードローンを利用する際、返済額や利息の計算方法を理解することは、賢くお金を管理するために不可欠です。

カードローンの元利均等返済方式では、毎月の約定返済額は、元金と利息の合計です。

借入金額、利息率(実質年率)、返済期間(利用日数)によって決定された利息と、元金の合計が返済するべき一定額(約定返済額)になります。

ここでは、利息の計算方法について、基本的な原則と具体例を通じて解説します。

  • 返済額の計算: 返済額には、借入れした元金とその元金に対する利息が含まれます。利息は、借入金額、実質年率、返済期間に基づいて算出します。
  • 利息の計算: 利息は通常、「借入残高×実質年率÷365×借入日数」で計算されます。しかし、元金定額返済方式での返済は計算が異なります。借入時に金融機関、ローン会社から提供される情報をよく確認しましょう。

利息の計算方法を理解することで、返済プランを立てる際に、自分が支払うべき総額や毎月の返済額のうち利息と元金の割合を正確に把握できます。

利息額が計算できると、借入残高に応じた利息を把握できるので返済の都度どれくらい元金が減っていくのかもわかります。

あまりに利息額が大きくなる場合には繰上げ返済を行い、負担を減らす調製も行いやすくなるでしょう。

カードローンの返済シミュレーションの例

カードローンの返済計画を立てるにあたり、返済シミュレーションを行うことが非常に有益なのはわかりました。

借入額や金利の数値を変えてシミュレーションを行うことで、返済期間や月々の返済額、総返済額にどのような影響が出るかを予測できます。

ここでは、実際の返済シミュレーションの例を紹介します。

大手消費者金融の最高金利は18.0%の所が多いので、借入先をはっきり決めていない場合には、18.0%で計算しておくとよいでしょう。

また銀行カードローンでは、18.0%よりも低めの最高金利のところが多いです。

  • シミュレーション条件:
    • 借入金額: 10万円
    • 年利率: 18.0%
    • 返済期間: 1年
  • シミュレーション結果:
    • 月々の返済額:9,168円
    • 総返済額:110,016円
    • 支払う利息の総額:10,016円

このシミュレーションは、借入金額や利率、返済期間に応じて結果が変わるため、個人の借入条件に合わせて行う必要があります。多くの金融機関では、オンラインで簡単にシミュレーションを行うことができるツールを提供していますので、積極的に利用しましょう。

無利息期間サービスがあるカードローンでは、借入当初の30日間利息がかからずに利用できるので利息軽減を狙う方はぜひ活用しましょう。

返済額や利息の計算方法を理解し、返済シミュレーションを行うことで、カードローンを賢く、効率的に管理するための第一歩を踏み出すことができます。自分自身の返済能力を正確に把握し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

カードローンを無理なく上手に返済するコツ

カードローンを利用する際、返済計画は非常に重要です。計画的に返済を進めることで、負担を軽減し、生活を圧迫することなくローンの管理が可能になります。ここでは、無理なく上手に返済するためのコツをいくつかご紹介します。

カードローンの利用にあたって良く言われている「無理のない返済」「上手な返済」とはどういうことなのでしょうか。

「カードローンの最低返済額は2,000円のところもあって、大きな額ではないから、そのまま返済していればずっと無理のない返済ができるのでは?」

「約定返済日をきっちり守っておけば、返済に失敗することはないと思うけれど。」

こう考えた方は、ぜひ上手な返済のコツを見てみましょう。

収入や支出の現状を把握するのが第一

無理なく返済するためには、まず自分の収入と支出を把握し、返済額が月々の収入に見合ったものか確認することが大切です。

今お金を借りられれば後でなんとかなると考えて、収入から返済に回す額が大きくなってしまう方がいます。

カードローンに申し込む前は、借りることだけを考えていますが、借りればすぐに利息は日割りでかかっていきますし、絶対に約定返済日がやってきます。

返済日になってから焦らないように、申込前に必ず以下の3点を行いましょう。

  • 月々の返済額を確認: 返済額が収入の範囲内であることを確認しましょう。
  • 支出を見直す: 不要な支出を削減し、返済に回せる金額を増やす工夫をしましょう。
  • 緊急時の貯金を確保: 万が一のために、緊急時の貯金は保持しておくことが重要です。

手数料がかからない返済方法を選ぶ

返済手数料1回あたりは110円から220円でも、長期間にわたると大きな金額になり得ます。そのため、手数料がかからない返済方法を選択することが賢明です。

  • 自動引き落とし: 多くの場合、自動引き落としは手数料無料です。
  • インターネット返済:インターネットを利用した返済は、ほとんどのカードローンで手数料がかかりません。
  • 金融機関やカードローン会社の自社ATM:カードローンを発行した金融機関やローン会社が設置している自社ATMなら手数料無料です。
  • 金融機関の窓口: 有人店舗の窓口で手数料がかからず返済できることもあります。ただし大手消費者金融は有人店舗での借入や返済はできなくなっています。金融機関窓口でもカードローン返済ができるか、確かめておくと安心です。

家計に余裕があるときは任意返済をする

月々の返済額に加えて、家計に余裕があるときは任意で返済額を増やすことをおすすめします。

任意返済(随時返済)を行うと、なぜメリットが大きいのでしょうか。

  • 返済期間が長くなるほど利息額は増える: 返済期間を短くすることで、支払う利息の総額を減らすことができます。

カードローンは日割りで利息計算していきますから、1日でも返済期間を短くしましょう。

返済期間を短くする方法は、随時返済で借入残高を減らし、借入残高に基づいて計算する利息額も減らすことです。

  • 手持ちのお金が多い時に返済する: お金に余裕があるときに、随時返済で返すようにすると無理なく借入残高を減らせます。

利息をぐんと減らしたいなら一括返済もおすすめ

繰上返済は返済日ではない日に、借入残高の一部の額を返します。

一括返済は、繰上げ返済ではあるものの文字通り借入残高を一括で全額返済してしまう方法です。

借入残高があまり大きな額ではなく、一括返済してもその他の出費に影響がない場合には利息軽減のために大変効果的な方法になります。

一括返済のメリットと注意点をまとめると以下のようになります

  • 利息の削減: 返済期間が短くなることで、トータルで支払う利息額を大幅に削減できます。
  • 借入枠に余裕ができる:一括返済すれば借入残高が0円になるので、またお金を借りられる状態に戻ります。
  • 個人信用情報に履歴が残る:個人信用情報機関は、ローン審査時に申込者のこれまでのローン申込、申込などを照会する機関です。

延滞をしていれば、返済に問題のある人物とみなされる可能性があります。一括返済した場合も信用情報に記録が残り、延滞とは逆に返済能力がある、余裕があると判断されやすいです。

  • 一括返済手数料がかかるローンもある
  • 利息は日割り計算なので、予定していた一括返済の日を変更すると返済額も変わってくる

カードローンの一括返済は、借入残高が0になる状態ですが、全額返済してしまっても解約しなければ再度利用できます。

カードローン返済に関するQ&A

カードローンの返済方法でよくある質問に対して、分かりやすく答えます。カードローンの管理と返済に役立つでしょう。

Q1: 支払いを延滞したらどうなる?

支払いを延滞すると、以下のような影響があります。

  • 信用情報の悪化: 支払いの遅延は長期になると信用情報に記録され、将来のローンやクレジットカードの審査に影響を及ぼす可能性が高いです。
  • 遅延損害金の発生: 延滞が発生すると、追加の遅延損害金がかかることが一般的です。
  • 督促の連絡: 金融機関から電話やはがき等で返済を催促する連絡が来ることがあります。

Q2: 返済が難しくなったら?

返済が難しくなった場合は、以下の対応を検討しましょう。

  • 返済計画の見直し: 収入や支出のバランスを見直し、返済計画を調整します。
  • 金融機関に相談する: 一時的に返済額を利息のみにしてくれる場合があります。(元金は減らないので最終的な返済額が大きくなることがあります。)
  • 専門家への相談: どうしても返済できない状態に陥ってしまい、法的な支援が必要な場合は、弁護士や専門家に相談することをお勧めします。

Q3: 月々の返済額や返済日を変えることはできるか?

月々の返済額や返済日の変更は、金融機関の方針によりますが、一般的には以下が可能です。

  • 返済額の変更: 収入の変化に応じて、返済額の増減の相談が可能な場合があります。
  • 返済日の変更: 給料日などに合わせて返済日の変更を要望できることがあります。

Q4: 一定期間無利息サービスとは?

一定期間無利息サービスは、特定の条件下で、一定期間利息が発生しないサービスのことを指します。

  • サービス内容: 新規でカードローンを利用する場合に限られることが多く、利用開始から一定期間(例えば30日間)利息が免除されます。

利用開始といっても契約直後から無利息期間が始まるカードローンもあります。その場合は実際に借入するのが遅くなると、無利息期間が短くなってしまいます。

  • 無利息期間後に注意が必要: 無利息期間の後は通常の利率が適用されるため、サービスの詳細をよく確認しましょう。

カードローンの返済で分からない点があれば、申込前ならQ&Aの活用や申込予定のカードローンの公式サイトを閲覧するとよいでしょう。

また、大手消費者金融の公式サイトでは質問できるチャットもあり、気になる点を即解決できます。それでも疑問が残る場合は電話で問い合わせるとよいですね。

カードローン利用前に疑問を解決し、返済計画をきちんと立てておきましょう。